わんぱくkids 2023
新年度が始まった。
新一年生も本年度は定員の兼ね合いで
少し控えめな人数の子達を
迎え入れた。
現状、相も変わらず
いつものkidsと
賑やかに過ごす毎日。
その中でも特に異彩を放つ
わんぱくkids.達のお話。
eggのわんぱくkids
彼らのeggでの過ごし方は
ここでストレスを発散してやろうと
言わんばかりの過ごし方で
毎日が圧のある言動や行動で
少し引いてしまう子供達もいるほど。
そんな彼らの遊びに
興味を持ち
一緒に遊びたいと近づく子もいる。
しかし
彼らわんぱくkidsは
中途半端に自分たちに興味を持つ子を受け入れない。
その結果
近づいた子達は
被害者のような言動を
中島に伝える。
その度に中島は
状況を把握するために
わんぱくkidsと
被害者という子と
話し合いの場を設けるが
大体、被害者という子が
わんぱくkidsが不快に感じる
言葉や態度をとる事が
原因である。
わんぱくkidsたちの遊び方は
見ていて思うのだが、
本当に魅力的である。
こちらがアクションを起こさなくても
自分たちで遊びを考え
勝手に面白い事をして遊ぶ。
私が子供だったら
仲間に入りたいと思うくらい
魅力的だ。
eggで行う活動も
興味がある事しか参加しない
スタッフ泣かせな一面もある。
被害者という子の気持ちも
分かるが、
彼らわんぱくkidsも
最初からわんぱくだった
わけでない。
彼らも
小学1年生からeggに来た子達。
その当時にいた先輩わんぱくkidsに
一緒に遊びたいと近づくも、
相手にされない日々が続き、
ある子はeggに行きたくないと
言っていた。
しかし、
話し合いを続ける事で
その子は先輩わんぱくkidsの
本当のやさしさに気付き、
仲間に入れてもらったという
エピソードがある。
又、
最近知った事だが、
わんぱくkidsのある子は
普段eggではよく喋るのに
学校では、誰とも喋らない
と打ち明けた。
わんぱくkidsも
みんなそれぞれに
悩みながら生きている。
eggには色々な特性のある
子達がいる。
知的な障がいのある子達は
little eggという活動で
伸び伸びと過ごしてもらって
いるが、
発達障がいと言われる子達は、
人数分だけ大義名分があり、
一つの行事をするとなると、
これをまとめる事は、
おそらく学校でも無理だろう。
しかし
ここeggでは、
このわんぱくkidsという歴史が
あっての今である。
わんぱくkidsは
お銚子者で
悪ノリする事もある。
私もどちらかというと
わんぱくkidsみたいな
少年時代を過ごしている分
彼らを否定できない部分もある。
彼らに魅力を感じる子達は
ここで強くならなければ、
大人になった時には、
生きづらい人生を送るのではないか
とも思う。
家庭で良い事悪い事を学んでも
それぞれの家庭の教育方針がある以上
その常識は通用しない。
それに気づく事が出来ないと
殻の中からは抜け出せない。
色々な人がいる事を理解できれば
きっとうまくいく。
それにしても
わんぱくkidsは本当に素直だ。
悪い事は素直に認め、
悪い事をした時は
ちゃんと中島に報告する。
言い訳はしない。
eggで行う行事は
全力で参加する。
そんな彼らを
否定する親御さんも
いるかもしれないが、
発達障がいと言われる子達を
8年間見てきた
私と中島が作り上げた関り方である。
先日、とある遠方へ出かけた時、
わんぱくkidsのレジェンドと偶然会った。
小学1年生からeggに来ていた子だが、
小学5年生で別の市に転校した子。
今は中学2年生になっていた。
私がeggを立ち上げてから、
一番力を注いだ子である。
この子がいた時のeggは
今のeggどころではない、
かなりの問題児。
学校側もお手上げの子だった。
そんな子も今では
硬式野球に打ち込む
普通の少年になっていた。
とてもいい表情で
敬語で私に話し、
私の方が少し照れ臭くなるくらい
大人になっていた。
今いるわんぱくkidsも
いずれこの子のように
何かに打ち込む事を見つけ、
eggを卒業するのだろう。
それまでは、
ここeggで
おもいっきり
スタッフ泣かせな毎日を
過ごしてもらえたらと思う。
この子達は
きっと素敵な大人になる。
今年も吠えろ
わんぱくkids!!!
二人のNちゃん+Mちゃん 2023
私のeggでの担当は、ほぼ二人のNちゃん。
わんぱくkidsに負けないパワーを持つ女の子達。
一人は
今年中学1年生になった。
「まだ、小学生のままがいい」と
小学生までしか入れない施設で
駄々をこねていた春休みだったが、
中学生の制服を着てeggに来ると
ちょっとお姉さんでしょみたいに
アピールする姿が可愛い。
もう一人のNちゃんは
今年小学4年生になったが、
繊細さが増してきたような気がしてきた。
男の子が多いeggで同じ遊びをしていても
勝ち負けに敏感になり、
悔し泣きをする姿が増えた。
二人のNちゃんも
又一つ年を重ねる中で
男の子達と活動するよりも
女の子同士で過ごす時間を増やそうと
今年度から取り組んでいる。
そしてもう一人加わった、
二人のNちゃんにも負けない
パワーを持つ今年小学2年生になったMちゃん。
わんぱくkidsのある子と同じ学校だが、
わんぱくkidsのリーダー格にも果敢に
向かっていく
強者。
egg初日は
レクリエーションの中での
勝負ごとに負けて
椅子を振り回したとか(笑)。
今年度も
いっぱい笑って泣いて
楽しもうね!!!