egg通信  電子版vol.38

諦めない気持ち

2月はパッとしない天候が続き、

 

外出もなかなか出来なかった月でした。

 

又、インフルエンザの流行もあり、

 

体調不良でお休みする児童さんも

 

いらっしゃいました。

 

しかし後半からは、いつものように、

 

元気な姿でeggに来ていただきました。

 

そんな中、

 

2月のeggは室内での活動に力を入れてみました。

 

今までは、児童さん達の特性に合わせた

 

活動に分けてやってきたegg。

 

しかし、私達eggの力では

 

全員が満足いくような活動にはなっていませんでした。

 

誰かを中心にした活動にすると、

 

誰かが満足した活動にならなくなる。

 

そのような児童さんには、

 

せめて、外に出て公園で遊んできてみたいな事しか出来なかった。

 

雨が降ってしまうと、

 

満足できない子達には申し訳ない気持ちになっていました。

 

そこをどうしたら良いのかを話し合い、

 

改善してみました。

 

 

それは

 

「出来ないと決めつけるのではなく、

 

出来るようにしていく。」

 

 

という結構ハードルの高い改善策なのですが・・・。

 

 

今までは

 

失敗すると泣いたり、自信を失う児童さんに対して、

 

穏やかに過ごせるための取り組みを別に設けたりして、

 

児童さんに対して、配慮してきたeggでしたが、

 

それを続けていると前には進めないという気持ちに切り替え、

 

改善してみました。

 

すると、

 

ある日、印象深かったことがありました。

 

風船を使った活動で、

 

それぞれが膨らました風船を

 

自分達で結ぶように伝えると、

 

今まで、何でも出来ないからやってと言っていた

 

児童さんが、

 

「俺は諦めない!誰にも頼らずに、やってみせる」

 

と言って、

 

時間をかけて結ぶ事が出来たそうです。

 

(風船は結んでいる時に空気が抜けて、

 

小さくなりましたが)(笑)

 

 

出来ない事に目を背けがちな児童さん達ですが、

 

出来たことをしっかりと褒め、

 

自信に繋げる事が私達の役目である事を

 

再認識した出来事でした。

 

 

又、今年に入って、

 

しばらくやってなかった実験を通して学ぶ活動も、

 

特性関係なく、みんなに参加してもらう

 

スタイルにしてみました。

 

そして、毎日行なう活動にも児童さん達の成長を促す事を

 

目的にした取り組みにしてみました。

 

主にそれぞれが持つ五感を養う事により、

 

成長を促す事が出来るというプログラムとなります。

 

(そんな専門的な取り組みをしている動画を日々観ての

 

真似事ですが)(笑)。

 

 

それでも、

 

積極的な児童さんから消極的な児童さんとそれぞれですが、

 

何事にもチャレンジしたいという

 

気持ちになってもらえるような

 

活動を考えていかなければならない。

 

 

私達eggもまだまだですが、

 

「人は教えながら学ぶ」

 

という精神で本物になれたらと思います。

 

私達eggは、

 

今まで理想と気持ちだけで突っ走ってきましたが、

 

eggに来てくださる児童さんがそれぞれ抱える悩みを

 

より専門的な目線で向き合い、

 

少しでも早く改善できるような

 

取り組みを行なってまいります。

 

 

3月も宜しくお願いします。