egg通信  電子版vol.47

魔法のことば

 11月に入ってようやく秋らしくなったと思っていたら、

 

後半は急に冬らしくなってしまいました(笑)。

 

急な気候の変化で

 

体調を崩された児童さんもいましたが、

 

体調を崩さないように、

 

手の消毒や換気に十分気を付けていきたいと思います。

 

さて、

 

今年も残すところ1ヶ月となりました。

 

1年を振り返るには未だ早いのですが、

 

今年は、大きなトラブルが急になくなり、

 

毎日全ての児童さんに関わる事が出来る空間となり、

 

笑顔の絶えない活動が出来るようになったことが、

 

一番の喜びとなった一年でした。

 

 

eggでは集団で活動する中で、

 

色々な事を学ぶ事を目的とした活動を

 

日々行なっていますが、

 

それでも、集団には馴染めない児童さんもいます。

 

今年は、トラブルがなくなった分、

 

集団に馴染めない児童さんにマンツーマンで

 

関わる事も出来る空間となりました。

 

又、

 

「勉強」という言葉を聞くだけで、

 

フリーズしてしまう児童さんもいます。

 

宿題をしないとか、

 

勉強の遅れを心配されている保護者の方の声も

 

聞きます。

 

しかし、

 

私達eggでは、宿題をするための時間を設けていません。

 

それが放デイの目的とは思っていませんし、

 

それなら学童でいいじゃんって思っています(笑)。

 

 

私達は、「学ぶ」「教える」「勉強」「先生」

 

というワードはNGにしています。

 

私達の活動は、ただ楽しかっただけを目的とした活動はしていません。

 

私達の活動は、「結局、それって勉強や、学びに繋がるよね」

 

とあとから児童さん達に気付いてもらえる事を意識した

 

活動をしています。

 

伝わっているか分からないんですけど(笑)。

 

 

そこでeggでは、

 

児童さん達がフリーズしてしまうNGワードの代わりに

 

「チャレンジ」というワード

 

で児童さん達に興味を持ってもらっています。

 

活動記録用紙にも「よねチャレ」「なかチャレ」

 

と書かせてもらっていますが、

 

「チャレンジ」という魔法の言葉は、

 

児童さん達にやる気を持たせる言葉なんです。

 

と、勝手に思っています(笑)。

 

 

10年間発達障がいの児童さん達と

 

関わっていますが、

 

この言葉は、児童さん達が、

 

びっくりするくらいやる気になるのです(大げさ)。

 

私個人の感想ですが、

 

そもそも、発達障がいのある児童さんは、

 

地頭がいい子が多いと思っています。

 

発想力も豊かで、

 

興味を持ったことは

 

とことん追求したり、

 

感受性も豊かです。

 

きっと、

 

その気になる自分のタイミングがあるのです。

 

後は、

 

それをどのように導いてあげられるのか、

 

それが、学校で先生と呼ばれている方の腕の見せどころ

 

ではあるのですが・・・。

 

腕のある先生がどれだけいるか知らんけど(苦笑)。

 

 

少なくともeggでは、

 

eggに来る児童さん達の通う学校の先生たちに、

 

バレーで言うなら「トス」、サッカーで言うなら「パス」

 

をする放デイにしたいと思っています。

 

 

登校拒否が当たり前となった時代。

 

情報あふれる時代に児童であるこの子達に、

 

一昔前の当たり前が通用しない今の時代に生きる事に

 

同情さえ感じます。

 

学校とは違い、放課後の限られた時間の中でしか

 

eggとして関わる事が出来ませんが、

 

改めて、

 

何のための、誰のための放デイなのかを

 

モットーに

 

活動し続けたい。